港南区の公立保育園がポケットサイズの「災害時の対応ブック」を作成し、17日に保護者に配布した。園長会による取り組みで、ブックには連絡先や避難場所を記入する欄があり、園内と家庭内のそれぞれで心がけておくことや豆知識などを盛り込んでいる。
ブックづくりは横浜市内でも初の取り組み。区内には8園の公立保育園があり、約900人の児童が通園している。今回は1家庭に1部、約800世帯分を各園で配布した。
園長会では昨年4月から話し合いをスタート。野庭保育園の成勢祐美子園長、野庭第二保育園の田中紀子園長、港南台第二保育園の大平明美園長の3人が中心となり、製作を進めた。
「園と自宅、どちらにいるときに災害が発生しても、困らない内容にしたかった」と3人。区が呼びかける「港南区防災5箇条」を表紙に、各地域の避難場所や子どもの安否情報の確認方法、子どものための備蓄品リスト、災害時に役立つ豆知識などを掲載した。
用紙はA5サイズを八つ折りにして、財布やスマートフォンケースなどに入れて常に携帯できるよう、ポケットサイズにこだわった。
2011年の東日本大震災以降、各園ではそれまでの災害時のマニュアルも修正。「いざというときに慌てないためにも、避難場所など家庭でもしっかりと決めておいてほしい」と3人の園長は呼びかける。
区では取り組みを広めるため、今後は民間保育園や幼稚園などにも同ブックをPRしていくという。
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