クラシック音楽を中心に演奏会やコンサートのチラシ制作を手掛ける港南区の企業が創業10周年を機に「演奏会のチラシ展」を26日から開催する。チラシにスポットを当て、過去10年分のチラシから150点を展示するほか在庫を活用したアート作品も登場する。
2007年の設立からの10年間で株式会社ライズサーチ(内田奈津子代表取締役)が手がけた演奏会のチラシは4000枚にものぼる。今回はそれらの中からスタッフ自ら選んだ作品150点を会場に展示する。また、在庫としてあまったチラシを「もったいないし、それぞれ思い入れもあるから捨ててしまうのは罪悪感がある」という思いからアート作品に仕上げた。
初のコンテストも
同社は10周年を機に、初の試みとして昨年1年間の演奏会・コンサートを対象にした「演奏会のチラシコンテスト」も企画し、ジャンルやプロ・アマを問わず一般に作品を募集した。
内田さんは自身の経験をもとに「良い演奏会なら必ず人が集まるというわけではない。集客を考えるうえで、チラシはお客さんにとって最初の『入口』になるもの」と話し、「デザインの優れたより良いものが広まっていけば、音楽全体の振興にもつながっていく。コンテストの先にはそういったねらいもある」と語る。
最優秀賞に選ばれた白石法久さんの作品はジャズトリオのコンサートチラシ。出演者の名前の頭文字から「いわしコンサート」と銘打ったものにちなみ、缶詰に入ったイワシの写真が中央に据えられている。「チラシの見せ方という意味ではコンサートのコンセプトも重要。デザインの素晴らしさもさることながら、演奏会チラシにイワシを使う斬新さもポイントになった」と内田さん。今回のチラシ展には白石さんの最優秀作品のほか、優秀賞、入選作品も展示される。
「演奏会のチラシ展」は4月26日(水)から30日(日)まで開催。入場料は無料で、会場は戸塚区民文化センター「さくらプラザ」(戸塚駅西口/戸塚区総合庁舎内)3階のギャラリー。開場時間は、午前10時から午後5時まで。
イベントの問い合わせは(株)ライズサーチ(【電話】045・349・5725)へ。
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