港南区の日野南中学校野球部=写真=が、4月8日から5月6日にかけて開催された「横浜市中学校春季野球大会」で優勝を果たした。同部は8月7日に横浜スタジアムで開会する「第34回全日本少年軟式野球大会」に初出場する。
市大会には市内の中学校156チームが参加。優勝チームに与えられる神奈川県大会と全日本大会の出場権をかけ、4月から各地で熱戦が繰り広げられた。
日野南中はチームが一丸となった守備を中心に初戦で浅野中を2対0で下すと、その後も順調に勝ち進んでベスト8へ進出。準々決勝ではショート・浦道将樹君(3年)のランニングホームランなどもあり、新羽中を6対2で退けた。
準決勝では優勝候補といわれた戸塚中と対戦した。試合は互いにチャンスを作るも得点できない展開となったが、同部が1点を先取し、ピッチャー・田村健太君(3年)を中心に全員で守り抜いた。田村君は「1球1球慎重に投げることを心掛けた」と振り返る。
5月6日に迎えた決勝戦の相手は名瀬中。日野南中は2回で一挙に5得点して試合を優位に進めた。その後も加点して最終的には8対0の5回コールド勝ちで大会を制した。主将のセカンド・今優輝君(3年)は「皆の力を発揮して一丸となって戦えた。優勝が決まった時は素直にうれしかった」と話す。
市大会優勝により、日野南中は8月の全日本大会出場権を獲得。全国規模の大会出場は初めてで、各都道府県の予選を勝ち抜いた代表16チームと優勝を争う。
顧問の藤巻達士教諭は「一人ひとりの力を総合して、皆で集中して戦い切ったと思う。全日本でどこまで通用するのか楽しみ」と選手たちを評価。今君は「しっかり練習して一つずつ勝ち進んで全国制覇したい」と意気込みを語った。
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