ひぎり連合自治会(齋藤史明会長)が高齢者の買い物支援に乗り出した。初めての試みとして今月5日、地域の福祉施設の協力を得ながら高島屋港南台店へのショッピングツアーを行い、住民5人が参加した。福祉施設や民間企業が買い物支援を行うケースはあるが、自治会町内会が実施するのは珍しい。
買い物支援は、同会が地域福祉保健計画で位置づけている「ひぎりいきいき幸せプラン」活性化部会の事業の一環。特別養護老人ホーム芙蓉苑と日限山地域ケアプラザ、高島屋港南台店の協力を得て実現した。
この日は両福祉施設の車両3台を活用し、車いすを利用している人も参加。地元の民生委員やシルバークラブのメンバーらも付き添いとして支援した。参加者は1時間半ほどかけて買い物をしたり、喫茶店に寄ったりと思い思いに楽しんだ。
参加者のひとり、村田和枝さん(88歳)は病気で倒れてから買い物は8年ぶり。「幸せな時間を過ごせた。お嫁さんに感謝の気持ちの買い物ができてよかった」と笑顔を見せていた。
同店の担当者は「企業の地域貢献としても買い物支援を受け入れていきたい。こうした取り組みが広がるといい」と話す。
齋藤会長は「皆さんがニコニコとしている姿をみて本当によかった。年に2回は定期的に実施できるようこれから協議を進めていきたい」と話した。
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