中区本牧通り(市主要地方道82号山下本牧磯子線)の本牧宮原から間門にかけての区間とその周辺を対象とした商業活性化協会「HABAA」が30の会員で2月27日に発足した。同協会では、今後、イベントの実施や情報共有、事業連携などを行い、本牧ブランドをさらに高めていきたいとしている。
本牧通りの山手警察署付近から間門あたりまでは、戦後、米軍に接収されていた地域。1982年の接収解除後、同地域では商業事業者による団体がなかった。
接収解除後に、地域を活性化するため行政などの公的機関への働きがけや地域イベントを企画するなど様々な施策に取り組んできた「本牧まちづくり会議」(高橋敏昭代表)では、事業者の強い要望に応えるかたちで今回「本牧通り商業活性化協会」(通称・HABAA)を設立することになった。初代会長は高橋さん。
設立準備委員会を一昨年に立ち上げ、これまで11回にわたり話し合いを続けてきた。設立に際して集まった会員数は、正・賛助協賛をあわせて30(手続き中含む)。本牧の名勝である三溪園も協力団体となり、また中区選出の3市会議員も顧問として名を連ねている。
本牧ブランドさらに高める
同協会は、商業活性化のために会員の相互扶助と親睦、福利増進をはかり、会員の経営活動を促進するとともに各種公共機関と緊密な連携をはかることを目的とする。
その目的達成のためにイベントや会員共同による販売促進、福利厚生、事業に関する情報提供などの事業に取り組むとしている。また、横浜市の商店街総連合会などへの加盟も予定しており、今後は横浜市などの商店街への補助金を活用することで、恒常的に集客イベントを実施するなど、連帯化のメリットを発揮していきたいとしている。
さらには、事業者が連携することで懸案となっている地下鉄の延伸などのインフラ整備に関する行政への要望、メディアへの情報発信の充実化、商業者同士の交流促進によるビジネスチャンスの拡大なども期待している。
初代会長を務める高橋さんは「地域で事業を営む皆さまとも密に連携をとり、本牧ブランドをさらに高めていきたい」と意気込みを語る。
正会員は年会費2万4千円。賛助協賛会員は同1万2千円となっている。事務局は、本牧を拠点とする地域スポーツクラブYSCCに置く。
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