西区拠点のNPO 「地元ママ」が情報発信 子育て応援情報紙「ベイ★キッズ」創刊
横浜を中心に子育て支援を行っているNPO法人シャーロックホームズ(今井嘉江理事長・拠点西区)が今月7日、未就学児の保護者を対象にした子育て応援フリーペーパー「ベイ★キッズ」を創刊した。既存のメールマガジンサービスに加え、地元で子育て中の母親たちが編集記者となり、地域密着の情報を発信していく。
同NPOでは2007年から、携帯電話のメールマガジンサービス「ベイ★キッズめ〜る」を通じて横浜の子育て情報を発信してきたが「その地域に住むママだからこそ得られる地域密着の情報を提供したい」と新たに子育て応援情報紙の制作に乗り出した。
創刊号は、タブロイド版のカラー4Pで1万5千部発行。親子で気軽に足を運べる範囲の情報を提供するため、西区、中区、神奈川区、南区、保土ヶ谷区の近隣5区に発行エリアを絞った。各区の地域子育て支援拠点のほか、一部公共施設や幼稚園、保育園、赤ちゃん訪問などでも配布される。
制作は同NPOのスタッフに加え、中区と西区に住む現役ママ記者、市村依恵さんと山口佳子さんの4人が担当。スタッフは「画一的な子育て情報を取り上げるのではなく、取材先も地元の人や物事にこだわり、”顔の見える情報”を発信していきたい。自分の住む街について興味を持って考え、地域活動に参加したいと思えるようなきっかけを作れれば」と意気込む。
創刊号では「防災特集」が組まれ、メルマガ会員に行った震災アンケートを反映しながら、幼い子を持つ母親の視点で神奈川消防署長への取材を敢行。防災の心構えや今すぐできる耐震対策などのほか、近場で楽しめるお出かけ情報も紹介されている。「今後もメルマガと連動させて、読者参画型の紙面にしていきたい」と代表の東さん。
就労支援の場にも
小学6年生と1年生の娘を持つママ記者の山口佳子さんは、元々フリーライターとして活躍。山口さんのように編集経験者を採用するなど、現役ママが作るとはいえ、目指すのは「プロフェッショナルな紙面」。将来的には広告収入などで制作費を賄い、子育て中の母親の就労支援の場としていきたいという。現状年4回発行だが、今後は隔月発行を目標に配布先も順次増やしていく予定だ。次回10月の発行に向け、編集部では協賛企業や紙面を配布、棚置きが可能な施設・団体を募集中。詳細は【電話】045・324・5033まで。
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