2014年に区制70周年を迎える西区で、住民代表や事業者、行政が協力して区の魅力増進や未来の街づくりについて考える検討会が昨年末に立ち上がった。今年度中の指針策定を目標に、区内の歴史資産や住民、事業者の交流促進などが話し合われている。
「西区の温故知新!魅力アップ検討委員会」と名付けられたこの検討会は西区が主催し、自治会長など地域代表者や横浜駅周辺・みなとみらい地区の事業者などが委員として参加。西区制70周年を機に行政を含め3者が協力して人々のつながりやより良い街づくりのために意見を出し合うもの。昨年11月の発足以来会合を重ね、今年春ごろの「ひと・まち交流指針(仮称)」策定を目指している。
検討会の座長に就任した慶應義塾大学の大江守之教授は、「西区は歴史的にも景観的にも多様な街。検討会では、それらをつなぐ長期的な展望を共有し、区民や事業者、行政が協力して実施できるプロジェクトを提案したい」と話す。
昨年末の12月16日の会合では、区制70周年と同時に開園100周年を迎える掃部山公園の魅力アップや東横線の跡地利用、春の桜をテーマとした魅力アップ事業のモデル実施などについて意見が交わされた。現在横浜市が遊歩道として整備を計画中の桜木町から横浜駅までの東横線跡地については「回遊性を高める動線として活用し西区全体の魅力アップにつなげたらどうか」また、桜のイベントについても「区民が参加できる楽しいものを目指すべき」といった意見が出た。
西区は「今後も会合を重ね街の魅力を掘り起こしながら、空間や人のつながり、新たな賑わいの創出に向け意見を頂き、区としての案を年度明けに公表したい」としている。次回の検討会は2月を予定している。
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