――新年を迎えるにあたり、改めて昨年の感想をお聞かせ下さい。
「昨年はやはり3月の東日本大震災が大きな衝撃でした。西区では住民だけでなく帰宅困難者や津波への対処など、さまざまな課題が明らかになりました。安全・安心で災害に強い街としていくための対策を今まで以上に強固にしなければ、と気付かされた一年になりました」
――安全・安心な街づくりを進めるための施策は。
「街づくりには施設や設備などのハード面だけでなく、そこに住む人々の支え合いなど、ソフト面での仕組みづくりが重要です。今回の震災でも、いざというときに役に立つ地域のつながりや絆を深めておくことの大切さをみんなが再認識しました。
西区では、『にこまちプラン』(第2期西区地域福祉保健計画)とともに、”ご近所の顔の見える関係づくり”を進めています。既に多くの自治会では、一人暮らしの高齢者の方などを見守る取り組みが行われていますが、この輪をさらに広げていきたいですね。都心区ならではの難しさもありますが、身の周りに日頃から挨拶しあえる関係があることは、毎日の生活がいきいきと豊かになるのではないでしょうか」
――その他の重点施策は。
「昨年から横浜駅周辺の大改造計画、『エキサイトよこはま22』がスタートしました。安全に工事が進み、街としての賑わいを保ちながら、新しいビルの完成を皆さんとともにワクワクして待ちたいと思います。
また、西区では2014年に区制70周年、掃部山公園開園100周年を迎えます。そこで何か記念になることができないかと、昨年末から地域や企業の方々にもご参加いただき、検討を始めています。開港時、東海道と港とを結ぶ『横浜道』を中心に発展した歴史。みなとみらいのような新しい街と旧市街地が同居し、ビジネスに文化・ショッピングにと活発に活動するまちのかたわらに穏やかな生活圏が広がるというユニークなまち西区。
『温故知新』をキーワードに、その成り立ちを振り返りながら、まちの魅力を再発見し、皆さんの『わがまち西区』に対する思いやアイデアを活かしていきたいと思います」
――最後に区民へメッセージをお願いします。
「いろんな表情を持つ西区の良さを実感しながら、住んでいてよかったと思える街を、区民の皆さんと一緒に創っていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します」
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