神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2014年5月22日 エリアトップへ

中区出版社 地域誌で酒場文化発信 創刊半年、ジワリ人気

文化

公開:2014年5月22日

  • LINE
  • hatena
「はま太郎」を手にする星山さん(左)と成田さん
「はま太郎」を手にする星山さん(左)と成田さん

 横浜の「酒場文化」や「地元の歴史秘話」などを綴る隔月発行の地域情報誌「はま太郎」が6月で創刊半年を迎える。市内にしか存在しないという『市民酒場』の特集など、横浜の新たな魅力を発掘する内容で、徐々に読者の輪を広げている。

 「はま太郎」を発行するのは、中区伊勢佐木町に事務所を構える(株)星羊社。法律事務所に勤務していた星山健太郎さん(36)とフリーランスの編集者、成田希さん(30)が昨年8月に立ち上げた。

 同社の看板となる媒体をつくろうと、共通の趣味である「お酒」を切り口に「読むつまみ」(成田さん)の情報誌を企画。以前から2人で通っていた野毛などの飲食店で、「常連さんから、とても強い横浜愛を感じた」(星山さん)と、自身も横浜市出身ということもあり、横浜に特化した媒体に決めた。

 手触りや紙のにおいなど五感で感じる質感を大切にあえて紙媒体を選択し、糸で綴じる「ミシン製本」を採用、これまで発行した3号とも58頁、モノクロで統一。また、精緻なタッチの個性的なイラストも特徴の一つ。すべて成田さんがパソコンで描いている。ほとんどの記事を2人で手がけるが、喫茶みなと(中区宮川町)のマスター、渋谷正一さんのコラムなどの寄稿文も掲載している。

 創刊半年、誌面で紹介した飲食店に関する問い合わせなど、読者からの反応も寄せられるようになってきたという。6月15日には第4号発行を予定する。

 成田さんは「特殊な印刷でコストがかかっている。タダではないからこその特別感がある」として、一冊800円に設定している。

 星山さんは「横浜が好き。本誌を通して横浜に関する新たな発見を伝えていきたい」と話し、成田さんは、既知の事柄を「掘り起こして面白みを発見していきたい」と語っていた。

 現在、市内中・西・南の3区を中心に有隣堂本店など16カ所で販売している。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

地域サロンが5周年

南区南永田団地

地域サロンが5周年

住民に愛される憩いの場

4月25日

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook