西区の藤棚商店街で8月24日、商店街の名店などを巡る「商店街ツアー」が初開催された。商店街活性化のきっかけにと開催されたもので、市内外から30人が参加。県内でも珍しいミニ映画館や縁日など藤棚ならではの魅力を楽しんだ。関係者は「今後も商店街ならではの良さを伝えていけたら」と話している。
ツアーを主催したのは藤棚一番街協同組合(米山博之理事長)と(公社)商連かながわ。商連は、商店街振興の一つとして今年度から「商店街ツアー」を県内各地で企画。藤棚商店街に今年2月に打診があり、そこから商店主たちが企画を練り上げた。
ツアーには商連の募集に応じた約30人が市内外から参加。参加者はまず商店街名称の由来となった藤棚を訪れ、商店主の一人で日ごろから藤棚の剪定を行っている「藤棚保存会」の鈴木現さんから説明を受けた。
その後参加者たちは、商店街を散策。酒屋では店主から取り扱い品種へのこだわりを聞き、かまぼこ店や洋菓子店では作業工程を見学。願成寺では住職から開港当時の歴史を聞き、県内でも珍しい商店街にあるミニ映画館「シネマ・ノヴェチェント」では、映写機を体験、最後は夏の恒例の縁日を巡りながら買い物を楽しんでいた。
ツアーを企画した県の担当者は「参加者に商店街の良さを知ってもらうのももちろんだが、商店主たちに『消費者にしっかりと魅力を伝えられれば商店街に足を運んでもらえる』という意識の変化に繋がれば」と話していた。
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