西区の藤棚商店街で8月24日、今年最後の日限地蔵尊縁日が行われた。この中で、障害者にも縁日を楽しんでもらおうと地元の支援グループと商店街が協力して、縁日を一緒に歩くなどサポート体制を整えた。藤棚一番街では今後、商店街のバリアフリー化を進め、「誰もが安心して買い物やお祭りを楽しめる商店街をめざしていきたい」としている。
今回の企画は、障害者の支援者や地元住民、障害者の保護者でつくるグループ「はじめのいーっぽ♪」が商店街に持ちかけたもの。同会は地域の中で障害のある人々との共生をテーマに、より暮らしやすい街づくりを模索。今回は、生活に身近な商店街をより気軽に利用でき、また毎年多くの人で賑わう縁日に障害者も一緒に楽しめるようにしようと今年7月ごろに商店街に相談した。
話を聞いた藤棚一番街協同組合の米山博之理事長は「誰でも安心して買い物やお祭りを楽しんでもらえるよう、商店街としてもバリアフリーを進めていくことが大事」と快諾。縁日を一緒に歩いて楽しみ、商店街の中に休憩スペースを設けるなどサポート体制を整備した。参加者からは「久しぶりに縁日を楽しめた」「人が多く、ずっとは歩けないので休憩所があるのは嬉しい」などの声が聞かれた。
バリアフリーめざしマーク作成
藤棚一番街では、障害者や高齢者に優しい商店街づくりをすすめるために、「はじめのいーっぽ♪」と協力して「藤棚Wハートマーク」を作成。健常者と障害者が手を携え、藤棚のハートマークに囲まれたデザインとなっている。
同商店街では今後、商店街の店舗にマークの掲載を依頼し、この掲示のある店舗で障害者や高齢者だけでなく、ベビーカー連れの保護者らが休憩したり、サポートを頼める体制を整えていきたいとしている。
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