『せいじのみかた』VOL.72 企画・制作/県進会 「障害者差別解消」神奈川県から全国に発信 神奈川県議会議員 飯田満
相模原市緑区の障害者施設「県立津久井やまゆり園」で発生した殺傷事件からまもなく2ヶ月が経過します。元施設職員の男の犯行により19人が刺殺され、27人が負傷した事件は社会を大きく震撼させ、かつては「福祉先進県」と称された神奈川の地で、障害者が狙われた最も惨忍な事件として、犯人に対し、強い憤りを覚えます。
今月8日から開会した県議会では、全会派の代表質問で事件における県行政、警察本部の対応や障害者福祉における計画及び政策の抜本的な見直し、入所者の心のケア、今後の津久井やまゆり園の再生に向けての議論が交わされました。
前号で我が会派として、障害のある人もない人も安心して安全に暮らすことのできる共生社会の実現を目指す条例の制定について提案することをお伝えしました。本県ではまだ制定されていない共生条例の必要性について、会派を代表して菅原直敏議員(大和市)が黒岩知事の姿勢を質しました。
知事は「事件のあった神奈川から障害者差別の解消を全国に発信して行く。共生条例は障害者に対する正しい理解と普及啓発を進める上で一つの選択肢だ。条例制定の必要性も含め検討していく」と答弁しました。
引き続き、障害者団体の皆様とも意見交換をしながら条例制定に向けて取組んでまいります。
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4月26日
4月19日