『せいじのみかた』VOL.75 企画・制作/県進会 「やまゆり園」同規模再建ではなく地域移行支援を実現させる施設へ 神奈川県議会議員 飯田満
7月26日未明、相模原市緑区の障害者福祉施設「県立津久井やまゆり園」で発生した刺殺事件からまもなく5カ月が経過します。
この事件で19人の施設入所者が亡くなり、27人の方々が重軽傷を負いました。障害者に対する差別、偏見から元職員の男によって引き起こされた事件は、広く社会に衝撃と不安を与え、私自身、強い憤りを覚えます。
県は約80億円を費やし同じ敷地に同規模(160名定員)の障害者施設の再建方針を打ち出しています。
しかし、本質は、同規模の建替えではなく、規模を縮小すると共に、障害を持つ方が生まれ育った地域の中で安心して共に暮らせる社会を実現する。即ち、地域移行支援を実現させることと私は考えています。
「ともに生きる社会かながわ憲章」は10月14日に即日発効し、「誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します」とし、「憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取組みます」としました。
『ともに生きる』の文字はダウン症の女流書家、金澤翔子さんが揮毫(きごう)してくれたものです。県民の皆さんと共に憲章の実現をめざして行きたいと考えています。
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4月26日
4月19日