宮前ガバナンス3月号 連載寄稿 宮前区におけるガバナンス(協治)論 川崎市議会議長 石田やすひろ
宮前区では「地域活動の担い手・ネットワーク・場づくりの推進」のために、平成29年度予算において1261万円余が計上されています。事業の目的は区内の市民活動団体を支援し、地域の絆づくりや区民による協治を支援することです。
その内、市民による公園の維持管理団体の設立支援などとして32万円の区予算が計上されています。行政の他に区民で構成する2種類の団体で行われています。公園緑地愛護会では、公園、緑道緑地の除草、清掃活動を行っています。また、愛護会の活動に加えて、低木の刈り込みや公園の利用調整等を行う管理運営協議会でも同様の活動が展開されています。2つの組織には、活性化の目的で宮前区から報奨金が支払われます。金額は公園の面積に対して年額1万2000円から9万円の範囲で支給されます。
公園緑地愛護会、管理運営協議会の設立状況は、宮前区の公園数205箇所に対して活動団体の設立があるのは140箇所に留まっています。市内の設立率を比較すると、1位の中原区で91・8%、宮前区は5位で68・3%となっています。残念ながら区民による協働が活発な宮前区にあっても、低い位置にあります。
区によるサポート事業を有効に活用し、地域の活動を活発化していきたいところです。地域の課題を地域で発見し地域の中で解決することができる、コミュニィティーづくりが求められています。引き続き、ガバナンスによる街づくりにより、快適で住み良いまち、宮前区となるよう取り組んでまいります。
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3月15日
3月8日