『せいじのみかた』VOL.85 県レスリング協会約740万円不適正長期権力の弊害指摘 神奈川県議会議員 飯田満
先月28日の県議会「県民・スポーツ常任委員会」で、県体育協会を通して県レスリング協会に交付している選手強化費補助金約740万円が、同協会の男性役員によって不適正に経理処理されている事が、県スポーツ局からの報告でわかりました。
報告では、レスリング協会役員で県立高校の教諭を務める男性は、資料が残っている平成23年度から平成28年度までの6年間で153件、補助総額の65%にあたる約740万円を不適正な経理処理をしていました。
この役員は、実際に支払っていない指導者への謝金の領収書を偽造したり、後輩指導者らに白紙の領収書を提出させ、実際の謝金より水増しして経理処理をしていたことがわかっています。
委員会審議の中で私は、平成24年度の補助金132万円に対し、不適正経理26件、約120万円(91%)ほぼ全額を役員が不正に得ていた金額であることを指摘しました。
事件の原因の一つとして、長期間権力のある立場にいた弊害、立場と上下関係、物言えぬ体制であったことが事件を引き起こした要因であると考えます。
補助金は県民の血税であり、全容解明を急ぐとともに他団体への調査についても求めました。
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4月26日
4月19日