東京都のインフルエンザ患者発生数が年末から年始にかけ倍増、町田市としても増加を辿り、流行が本格化し始めた。報告数は昨冬に比べ少ないが、市として新型混合ワクチン接種を促すなど、注意を呼びかけている。
インフルエンザの流行開始レベルは1指定医療機関あたりの患者報告数が1・0件を超えたときに発令。
東京都全体で集計した報告件数は、昨年12月27日〜1月2日(22年度第52週)の間で2・09件に対し、年が明けた1月3日〜9日(23年度第1週)は4・30と倍増。また、町田市の集計では、昨年12月13日〜19日(22年度第50週)で今冬初の流行レベル2・00を記録。年明けは3・31へと都全体の集計と同様に上昇しており、インフルエンザが蔓延していることが分かる。なお、市のインフルエンザ患者報告数のうち、新型インフルエンザが約6割、季節性インフルエンザが約4割となっている。
一昨年10月末は新型インフルエンザが大流行し、警報レベルを大きく超える71・22を記録。今冬は静まりつつあるが、市は昨冬に引き続き注意を呼びかけている。「手洗いうがいはもちろん、新型混合のワクチン予防接種を受けていない方は是非とも受けて頂ければ」と話す。また、学校や高齢者施設、会社やコンサート施設などでの感染拡大の恐れがあるため、団体での予防接種も促している。
新ワクチンの予防接種を実施3月31日(木)まで
昨冬の新型インフルエンザの大流行を受け町田市は、新型インフルエンザと季節性インフルエンザの混合ワクチンを用意。3月31日(木)までインフルエンザ新臨時接種を実施している医療機関で行っている。13歳未満は2回、13歳以上は1回(医師の判断により2回接種も可能)。接種費用は13歳未満が1回目3,600円、2回目2,550円。13歳以上65歳未満が3,600円。65歳以上が2,200円。本人確認が出来る書類を持参すること(保険証等)。
担当課は「予防接種の効果が出るまで約2週間程度かかり、約5ヵ月間持続します。より効率的に有効性を高めるため、1日でも早く接種をすることが望ましいです。かかりつけ医がいない場合や医療機関が分からないなどは健康課や保健所などに相談下さい」と話す。町田市HPに詳細記載。
■いきいき健康部健康課【電話】042・725・5422
■町田保健所【電話】042・722・0621(平日9時〜17時まで)
■ナビダイヤル【電話】0570・03・1203(平日17時〜21時)
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|