町田市をホームタウンとして、ジャパンラグビートップリーグで活躍するキヤノンイーグルスが3日、町田市立小中一貫ゆくのき学園でタグラグビー教室を開いた。
タグラグビーはラグビーと同様にボールを後方にパスしながら、陣地を進め、トライする競技で、タックルの変わりに腰に付けたタグ(ふだ)を取られるとパスをしなければならない。タックルの危険性を排除することで、年少者も安心してプレーできるスポーツ。
この日は、同校の小学5、6年生が参加。キヤノンイーグルスの選手7人が、パスの仕方やルールの説明などしながらタグラグビーの楽しさを教えた。児童たちはタグを取り合う鬼ごっこや、円陣を組みボールをパスし合うゲームを通して、タグラグビーに興味津々となり、試合が始まると、グランドを縦横無尽に走り回った。
後方にパスをしないといけないこの競技は、足の速い子やスポーツ万能の児童だけが活躍しても勝つことができないのが特徴。いつもは、ボールに触れられないような児童が活躍したチームが得点を重ねられる。
最初は、足の速い児童だけが目立っていたが、徐々に女子もボールに触れるようになり、得点を取りながら接戦のゲームが続いた。
児童たちは「楽しかった。パスができるようなったらもっと楽しくなった」と笑顔で話していた。
キヤノンイーグルスのウイング菅谷優選手は、タグラグビーがきっかけでラグビーの道に進んだ。
高校生の時、初めて体験したタグラグビーで俊足を生かし大活躍。「自分の身体能力を生かせる」とラグビーに打ち込み、大学では日本一に輝いた。「ぜひラグビーの楽しさを多くの人に体験してもらいたい」と菅谷選手。
キヤノンイーグルスは、今後も市内でタグラグビー体験を行っていく。
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