国会(参院本会議)で17日に改正公職選挙法が成立し、選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられた。それに伴い、町田市選挙管理委員会ではこのほど、将来の有権者である児童、生徒を対象に「選挙出前講座」を実施する。
町田市選挙管理委員会(=選管)では、学校の授業などにおいて児童・生徒らに選挙意義や重要性などの理解を深めてもらうことを目的に、3つの実施プログラムを用意。各学校のニーズ、授業時間に合わせた形で出前講座を行う。
講座の概要は、【1】『本物の器材を使用して生徒会選挙などをやってみよう』【2】『選挙の授業を受けてみよう』【3】『模擬投票・開票をやってみよう』の3点。
投票箱や投票記載台など本物の器材を貸出し、生徒会選挙への活用や、模擬選挙の中で本物の選挙のように、各候補者の中から自分たちの代表者を選ぶことで、自ら考え投票することの重要性を学ぶ。
さらに選管事務局の職員が要望があった学校でクラスごとに選挙の授業を実施し、選挙制度や選挙の意義などについて学ぶ機会を設けるという。「まずは選挙を体験することの大切さを学んでもらいたい。多くの学校からの受講を期待しています」と同選管事務局。
昨年11月に相原小学校で行った出前講座では、地域住民が候補者になるなどして協力し、実際に選挙体験を行った。体験した小学3年生の児童が「決断力が必要だと感じた」と感想を述べ、関係者を驚かせた。
町田市選管事務局では、現在、同講座の案内文を市内の全(公立・私立)小・中学校、高等学校(計84校)に配布し講座受講の募集を行っている。
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