町田市は7月8日(水)から約1カ月半に渡り二部構成(町田市文化交流センター、町田市立博物館)で、町田市在住の造形美術家・三橋國民氏の展覧会「三橋國民 鎮魂70年目の夏」を開催する。三橋氏の公立美術館、博物館での個展は初めて。
昨年、町田市名誉市民と東京都名誉市民の称号を受けた三橋國民氏はこれまでに、彫刻・絵画・書・工芸などジャンルにとらわれない多彩な作品を生み出してきた。「三橋氏の古典に学び、新しい精神を生み出す気魄は94歳の現在も衰えることがない」と主催者。
三橋氏は、第二次世界大戦中のニューギニア戦線に出征し、所属部隊40人の中でわずか2人の生還者である。創作活動の根底にはその経験と、そこから生まれた生涯のテーマ「鎮魂」と「平和への祈念」がある。約70年に渡って創作してきた数百点の作品から三橋氏が厳選した作品が並ぶ。
第一部は7月8日(水)〜10日(金)、町田市文化交流センターホール(原町田4の1の14)。第二部は町田市立博物館(本町田3562)で14日(火)〜8月30日(日)。月曜休館、月曜が祝日の場合はその翌日が休館。いずれも午前9時〜午後4時30分、観覧無料。
初日の8日には文化交流センターホールで記念式典を開催。三橋氏本人も出席する。一般公開時間中、午後4時〜45分。
問合せは町田市役所【電話】042・722・3111か町田市立博物館【電話】042・726・1531へ。
学生による「平和」
関連イベントとして、玉川大学芸術学部メディア・アーツ学科の学生と小学生が、三橋氏の作品のモチーフとして度々登場する「鳥」を取り上げ、「平和」をテーマに制作したワークショップ作品のミニ展覧会「はばたけ!みんなの色とりどり!」を行う。
16日(木)〜19日(日)、午前9時〜午後4時30分、同博物館講堂で。観覧無料。
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