城山陸上競技場改修工事 「ノーサイド」へ理解求める 市、スポーツ振興好機訴え
ラグビー日本代表の合宿地に使用が決まったことにあわせ工事が行われる城山陸上競技場の改修に関する説明会が、1月14日に小田原アリーナで行われた。
説明会は、川東地区の体育連盟の要望に応えて開かれたもの。小田原市側からはリニューアル事業の内容や進捗状況について説明があった。これに対し出席者からは、ラグビーのために多額の税金が投入されることへの疑問や改修の内容について説明不足であるとの意見が多数出た。
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説明会では、合宿地として決定する1年前の2014年6月に、日本ラグビーフットボール協会(=以下JRFU)から日本代表の合宿地として使用したい旨の打診を受けたことを紹介。その後、庁内で可否について検討し、同年10月に市陸上競技協会(江島紘会長)に、施設改修の方向を説明したことを明らかにした。
また、走幅跳など跳躍競技をトラック外に出し、芝生を張り替えるなどの整備を行うことで、多目的な利用を可能にすること、工事は大会開催に配慮し、9月中旬以降に行う予定であるとした。
市側の説明に対し、参加者から「ラグビーのために6億円もの税金投入は納得できない」「19年のW杯後の利用方針は」など、改修に反発する意見が多数噴出。地区の体育協会関係者からは「今後尊徳マラソン大会など市の大会などに対して協力できない」などの厳しい意見も飛び出した。
説明会開催の要望書を提出した一人、川東地区体育連盟の加藤義和さんは「私たちは、これまでボランティアとして常に協力してきた。しかし今回の一件では関係団体への説明もなく、ほぼ事後報告となっている」と語った。
市では20日の厚生文教常任委員会で、説明会の様子を報告。今後は必要に応じ、個別に説明を行うとしている。
準備委員会を4月に立上げ
本紙では小田原が合宿地に選ばれた理由についてJRFUに取材。競技場の改修を前提に「首都圏に近く選手が集まりやすい」「気候が温暖」などを挙げた。ただ、トップチームのヘッドコーチが交代し、「合宿地は小田原以外にもあり、どの地でどの位の期間合宿を行うかは未定」と話した。
市企画政策課は、JRFUからの改修内容などの要望についてスポーツ課と協議、回答しているとした上で、「(今回の改修工事について)ラグビー(合宿地決定)はあくまでもきっかけの一つ。19年のW杯と20年のオリ・パラ東京開催を、スポーツ振興と経済活性化の大きなチャンスととらえ、この機に老朽化が進む競技場の利便性アップを図る方向」と説明した。
同課では、スポーツ振興のための取り組みのスタートとして、今年4月をめどに準備委員会を立ち上げる方向だ。準備委員会立ち上げに向けた検討委員会のメンバーには、県・市ラグビー協会会長をはじめ、市観光協会や商店街連合会などの商業団体、FMやケーブルテレビなど地元メディアに加え、近隣の2市8町にも声をかけている。市では多角的に、ラグビー振興に取り組みたい考えだ。
城山陸上競技場は、1955年10月に完成。県西地区唯一の陸連第2種公認施設。公認更新のため13年末から14年3月に約1・9億円かけてトラックの全面改修を行っている。
今回の改修の費用は、ヒルトン小田原の売却費用9・6億円と、教育環境改善基金として積み立てられた6億円の、計15億6千万円から一部が充てられる。
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