小田原版 掲載号:2016年5月7日号

鈴木仁君(城北工高1年)

プロサーファーの道拓く スポーツ

初の海外大会で躍動

迫力のエアを決める仁君
迫力のエアを決める仁君

 市内酒匂在住の鈴木仁(じん)君(城北工高1年)が、インドネシアのバリ島で4月15〜19日に行われた「JPSAジャパンプロサーフィンツアー2016 ショートボード第1戦」に出場。好成績を残し、プロ資格取得の規定をクリアした。

 アマチュアが参加するトライアルは、15分間(1ヒート)の制限時間内で決めた技のポイントにより勝敗が決まる。大会はプロテストも兼ねており、1ヒート20点満点で12点以上獲得するか、トライアルを勝ち進みプロが出場する本戦で4回戦まで駒を進めれば資格が取得できる。

 仁君は、高い波を活かしたスピーディーなライディングや空中に飛ぶ「エア」を得意とするが、当日は波高が1mに満たない、あいにくのコンディション。それでも、低い波に合わせた冷静な対応で、次々と技を決めると初戦でいきなり13・50の高得点を叩き出した。

 「海外での初の大会は緊張した」と話すが、目標としていた規定をクリアし、プレッシャーからも解放されて勢いにのり、トライアルの上位6人しか進めない本戦への切符を手にした。プロ相手に臆することなく、160cm・49kgと小柄な体格を活かしたエアを武器に、積極的なパフォーマンスをみせると1〜3回戦をいずれも1位で通過。惜しくも4回戦で敗退したが、「本戦ならではの空気にのまれることなく、勝ち進むことができた」と笑顔で大会を振り返った。今後控えるアマチュアの4大大会に出場後、プロに転向する予定だ。

 父親の丈さん(35)の影響で7歳からサーフィンを始めた仁君。「1日1回は海に入らないと感覚が鈍ってしまう」と、学校から帰ると海へ向かう毎日。前日の情報で波のコンディションが良いと聞けば、朝4時に起き、登校前に海へ入る日もある。

 同大会には、今年1月からプロサーファーとして活動する姉の姫七(ひめな)さん(同高3年)も出場。「バリの暑い気候で調子を崩し、本来のライディングができなかった」と話すも、5位に食い込んだ。それでも優勝を狙っていただけに悔しさをのぞかせた。
 

海から上がれば普通の高校生
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