地域を守る 新たな"目" 区内初の街頭緊急通報装置 センター南に
事件や事故などの緊急事態が発生した時に、直接警察署へ通報できる「街頭緊急通報装置」がこのほど、センター南駅前(茅ヶ崎中央14番3号先歩道上)に設置された。区内では初の設置となる。
街頭緊急通報装置とは、街路灯のように路上に設置されているため、路上でひったくりや痴漢の被害にあった時や、不審者の徘徊、事件や事故を目撃した時などにすぐに通報できるもの。ボタンを押すと、非常サイレンやブザーで周囲に緊急事態発生を知らせることができ、同時に県警察本部司令室に110番通報できる仕組み。通報された内容は、その後都筑警察署地域課へ届き、最も近くにいるパトカーが現場へ急行する。更に録画、録音機能もあり、現場の確認が必要な場合には活用することもできる。
同装置の設置は県内で11機目となる。設置場所は、県内にある54警察署の内、既に防犯カメラや緊急通報機能を持つ、スーパー防犯灯があるエリアを除いた中から選定。平成20年の刑法犯の認知件数が考慮された。
都筑警察署によるとセンター南駅は、昼間は女性や子どもを中心に人通りが多いため、ひったくりや子どもへの声かけなどがあり、夜は住宅街へ向かう途中の痴漢被害が報告されているという。同署ではカメラ付の装置を設置することで、万が一の際だけでなく犯罪抑止にもつなげたい考えだ。
住民参加の使用訓練も
今月15日には同装置の使用訓練が行われ、茅ヶ崎中央町内会やセンター南商業地区振興会など、約30人が参加。同町内会北村孝夫会長は「使わないことが一番だけれど、万が一の時の安心につながる」と語った。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>