教育などの課題 話し合う「熟議」 中川小が登壇し発表 地域と学校つなぐ活動など紹介
文部科学省が教育などの現場を舞台に、全国的に進めている「熟議」。センター南にある横浜市教育委員会北部学校教育事務所(管轄は都筑、青葉、港北、緑区)では、この熟議を2月23日、同所を会場に開催。会場では冒頭に中川小学校(和泉良司校長)の関係者が登壇し、学校と地域とをつなぐ取組みを発表した。文科省、同事務所、各区の共催。
「熟議」は、昨年4月から全国的に行われているもの。現場で活動する保護者や教員などの”当事者”が「熟慮」と「議論」を重ねることで現状の課題への解決策を考え、行動へと結び付けていくことが目的。
同事務所では昨年6月に第一回を開催。今回で2回目。当日は、同事務所が管轄する4区から、教員や地域コーディネーターなど40人が参加した。
テーマは「地域コーディネーターがつなぐ学校と地域」。内容は、昨年の開催の中、多くの参加者から挙がった意見を参考に決められた。会場では冒頭、中川小の和泉校長と同校の地域コーディネーターの貞末里子さんが発表を行った。和泉校長は、同校地域コーディネーター「スマイル発信隊」について、また、地域ボランティアの活動状況などを紹介。同校では、サポートする地域の人が前職などの経験を活かし、様々な支援を行っている。参加者らは、発表された実例に対し、大きくうなずくなど、話の各所で賛同が得られていた。貞末さんは、コーディネーターとして活躍する「気持ち」や「やりがい」など生の声を届けた。
その後、参加者らは6グループに分かれて議論。課題や解決策などについて、話し合った。終盤には「学校と地域ボランティアの相互理解」「地域への広報活動を積極的に進める」など、今後の方向性が示された。 同事務所では「各区の地域コーディネーターが交流し、情報を共有できたことは大きな収穫。今後に活かしてほしい」と話した。
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