県高校総体が5月18、19日と25、26日にわたり開催され、区内の県立荏田高校陸上部の4選手が優勝を果たした。このうち、森田香織さん(3年・保土ケ谷中)は1500mと3000mの2種目で大会新を記録。各選手は全国(インターハイ)を目指し、南関東大会(関東高校陸上競技大会)に挑む。
地区大会で好成績を残した選手で競った県大会。県内の強豪校として知られる荏田高陸上部だが、県の頂点に立つことは決して簡単なことではない。
そんな中、4種目で男女4人がトップに輝いた。
「自己ベスト更新を」
砲丸投げ男子の岸谷健太郎君(3年・田奈中)は15m29cmを投げ優勝。岸谷君は「自己ベストの15m40cmに届かなかったので満足はしていません。もっと距離を伸ばさないと全国では勝負できない」と気を引き締め、「南関東を1位で通過して全国に弾みをつけたい」とさらなる高みを目指す。
「アベック優勝狙う」
一方、女子では、砲丸の佐藤優莉愛さん(3年・田奈中)が自己ベストの12m48cmを投げた。「仲間の大声援で気持ちが乗りました。地区大会、県大会と自己ベストを更新しているので、この調子で関東でもアベック優勝したいです」と力強く話した。
昨年の南関東で7位となり、僅差で全国出場を逃した岸谷、佐藤の両選手。顧問の内藤篤史教諭は「2人とも去年の悔しさを持ち続け練習に励んできた。全国の決勝に残れるようなレベルまで力をつけたのは成長の証」と評した。
「2種目で全国へ」
短距離では新星、佐藤成葉さん(渋谷中)が2分12秒33のタイムで800mを制した。同大会唯一の1年生優勝者となった佐藤さんは「緊張はしていましたが自分のレースプラン通りの走りが出来た点は満足しています。ラスト200mでスパートをかけましたが、100mで一気に差を広げられなかったのは課題」と振り返り、「南関東では自己ベストを出して全国に」と意気込む。同大会では1500mでも3位に食い込み、両種目で南関東上位入賞を目指す。
「何が何でも勝つ」
連覇を目指した1500mは大会新ながらもライバルの出水田眞紀さん(白鵬女子3年)に惜敗した森田さん。続く3000mでは出水田さんとのデッドヒートの末、雪辱を果たした。結果は9分17秒57でこちらも大会新。大会を振り返り、「3000mではラスト100mまでついていき、何が何でも勝つと決めていた」と強い意志を見せた。両種目とも、『県高校新』突破を視野に入れ、「ベストで臨んでインターハイにつなげたい」と森田さん。6月9日には自身初の日本選手権出場も控え、コンディション作りに余念がない。
南関東大会は6月14日から17日までの日程で、埼玉県熊谷市で開催。神奈川、東京、千葉、山梨の各県代表選手で競い、上位6位までが全国の出場権を得る。
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