横浜市歴史博物館(中川中央1の18の1)と横浜市立大学が連携、協力する初めての企画展「地球のかたちと万国の大地」が10月12日(土)から11月24日(日)まで、同博物館で開かれる。同大所蔵で、これまでまとまった形で公開されることのなかった歴史地理学者・鮎澤信太郎氏(1908〜1964)の古地図コレクション約60点が並ぶ。
展示するのは同大の元教授である鮎澤氏が生前収集していた江戸時代を中心とする古地図や地誌類、仏教天文学(梵暦)関連の作品群。資料を通し、江戸時代の日本人が認識していた世界観の変遷がみてとれるほか、古地図の作品としての美しさも見所のひとつ。また、仏教天文学関連の作品からは、西洋天文学と出会った仏教的世界観の思考過程なども辿ることができる内容となっている。
展示は「大地のすがた」「万国のすがた」「日本図のすがた」「仏教的世界のすがた」「世界地域のすがた」とテーマごとに構成し、原資料54点、パネル8点の計62点を一挙に公開。同博物館の学芸員斉藤司さんは「江戸時代は鎖国体制の中、限られた窓口から得てきた新情報をもとに新たな地図が生まれてきました。古地図、絵図から100年、200年前の人達の思いを感じてもらえれば」と話している。
関連イベントや展示に関する問い合わせは同博物館【電話】045・912・7777、または【URL】www.rekihaku.city.yokohama.jp/まで。
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