中川拠点のニットサークル 「NZ(ニュージーランド)へ温もり届け」 19枚の毛布を被災地に
2011年2月22日、ニュージーランドで起こった大地震。NAC(日本編物文化協会)の被災地支援活動に参加する中川地域ケアプラザのニットサークル(保坂優子代表)らが1月中旬、19枚の毛布を送ることになった。
被災したニュージーランドは、その直後の東日本大震災などで現地の様子を伝えるニュースは減っており、復興が遅れていることはあまり知られていない。そんな中、NAC主体のニット製品を被災地へ送る活動の存在を知った保坂代表が一念発起。ニットサークルのメンバーらが「愛のモチーフ」を被災地に届けようと、昨年8月頃から毛糸のモチーフ作製が始まった。
活動に広がり
募集したのはかぎ針と毛糸で編む20cm四方のモチーフ。中心から円を描くように編むもので、作業時間は1時間ほど。中川地域ケアプラザなどで募集を呼びかけるチラシを配布したところ、活動が徐々に広がりをみせ、20代の主婦から80代の女性までがモチーフを持ち寄った。昨年10月には同ケアプラザも協力し、モチーフの編み方を一から指導する教室も開催するなど、地域一体で協力。集まったモチーフは432枚になった。保坂代表は「皆さんに予想以上のご協力をいただき、本当に驚いています。感謝してもしきれない」と振り返る。
寄せられたモチーフは同団体が繋ぎ合わせ、赤ちゃんを包める約1m四方のおくるみサイズに完成した。「皆さんがそれぞれ持ち寄ってくれたものなので、色はバラバラです。でも温かさは十分。おくるみに包まれて、被災地の赤ちゃんが大きく成長してくれたらうれしい」と笑顔を見せる保坂代表。繋ぎ合わせて出来たおくるみは計19枚。1月半ばごろ、都筑区民の真心とともに被災地へ送られる予定だ。
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