現在整備中の「横浜環状北線」の港北ジャンクション(都筑区川向町)で2月28日の深夜から翌日未明にかけ、第三京浜と交差する上空に、長さ66・5メートル、重量約250トンの橋梁が架設された。工事は日本最大級のクレーンを使用し、第三京浜を通行止めにして実施。残る橋(港北ICから生麦JCT方向)の架設は7日(土)に実施される予定。
2016年度の完成を目指す北線は第三京浜道路の「港北」と首都高横羽線の「生麦」を結ぶ延長8・2キロメートルの道路。市の交通ネットワークの骨格を作る「横浜環状道路」の北側区間にあたり、完成すれば市北部と湾岸部へのアクセスが格段にあがると期待されている。
28日の工事は港北JCTの新設に伴い行われたもの。一般参加40人と報道陣に架設工事が公開された。上下二重構造の下部は生麦JCTから港北JCTに向かうランプ橋。重量約250トンにも及ぶこの橋は、日本に3台しかないという1250トン吊クローラークレーンを使い、約2時間かけて架設した。首都高速(株)によると、このような大きな工事となったのは、第三京浜を通行止めにして短時間で工事を終える必要があったためだと説明。工事を見学した川向町内会会長の近藤隆也さん(東方町在住)は「ダイナミックな工事で、見ごたえがあった。間近で見ることができて感動した。自宅からすぐそばなので、いまから完成が待ち遠しい」などと話していた。
天候にもよるが、順調にいけば7日にも上部のランプ橋が架設される予定。
都筑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>