神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2015年12月24日 エリアトップへ

仲町台編み物サークル 独自ブランド立ち上げ 会社設立も視野に

社会

公開:2015年12月24日

  • LINE
  • hatena
発表された商品の展示
発表された商品の展示

 都筑区のコミニティカフェ「いのちの木」(仲町台1の32の21)に集まる編み物サークルのメンバーが15日、独自ブランド「Dorcas(ドルカス)」を立ち上げ、当日参加した支援者ら約20人に対して、手作りニットなどの商品発表を行った。今後は同所での販売を通じて、会社設立も視野に、活動を継続していく。

 同所を運営するのは、障害者支援事業などを行う、NPO法人「五つのパン」。編み物サークルの活動は、毎月第1、第3木曜と、第2、第4水曜。30代後半から70代後半までの女性が中心に集まり、テーブルを囲み、会話を楽しみながら編み棒を動かす、交流の場になっている。

 ブランド立ち上げに参加したのは、木曜メンバー約20人。同サークルでは独自ブランドを立ち上げようと、昨年10月から1月頃まで、ネットを通じ賛同する人から寄付金を募る「クラウドファウンディング」を活用。集まった資金は約42万円。支援者は51人にのぼった。今回の資金は15日に発表された、ニット帽や、トートバッグなどの材料費や試作に使われた。

 サークルは、2012年に開設。当初は数人のメンバーが趣味として集まっていたが、徐々にカフェ内で自作品の販売を開始。昨年春にファッション雑誌の編集者の目にとまり、ニットバッグの製作を依頼された。 

 細かい製品依頼にメンバーの編み手技術も向上し、独自ブランド立ち上げの機運が高まっていった。

 今後について、同NPO法人の岩永敏郎理事は、「必ずしも会社という形態に囚われず、参加者一人ひとりの個性を生かせるような場にしていきたい」と話している。

参加者の生きがいに

 「今が人生で一番楽しいです」と笑顔で話すのは編み図の作製などを担当する金城昌子さん(79)。定年前に専門学校で勉強していた編み物の技術を活かす。  

 1人暮らしの自宅では会話できる相手がいないため、気持ちがふさぎ込み、うつ状態に。編み物のやり方を忘れ、言葉も出てこなくなった。今年7月からサークルに参加し、認知症のような症状が緩和されたという。「わからないところを聞き合って、編み物をしながら話す時間が楽しくて。ここに来て記憶がよみがえってきた」と話した。
 

都筑区版のトップニュース最新6

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月25日

読書検定高校の部でV

サレジオ学院高水さん

読書検定高校の部でV

「本好き」の共感集める

4月25日

「子育てあるある」を一緒に

特別養子縁組おしゃべり会

「子育てあるある」を一緒に

27日、ポポラで

4月18日

ジャズ&トークで能登支援

ジャズ&トークで能登支援

21日、都筑区団体が主催

4月18日

「ゆわっこのおうち」開所

一般社団法人うるの木

「ゆわっこのおうち」開所

障害児の居場所の1つに

4月11日

レスリング日本代表に

都筑スポセン岡本景虎さん

レスリング日本代表に

11日からアジア選手権

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook