茅ケ崎東にある(株)貝塚造園(岸純一代表取締役)は、開催中の第33回全国都市緑化よこはまフェア「庭園出展コンテスト」で金賞に加え、最優秀賞にあたる国土交通大臣賞を受賞した。同フェア実行員会事務局によると横浜らしいデザインが高い評価を受けた。
庭園のデザインや技術などの評価をする同コンテスト。企業・団体から37点が出展され、金・銀・銅賞の実行委員会表彰がこのほど発表された。
貝塚造園はもてなしの庭部門に、「横浜に暮らす〜」という作品を出展。設立1969年の同社は、神奈川県内や横浜市内にある公園の修繕、施設改良のほか、個人宅の庭園設計・施工、植栽管理などを行っている。区内では徳生公園のウッドデッキ施工や正覚寺の植栽管理なども手掛けている。
2月下旬から約1週間で完成させた庭園には元町の山手西洋館エリスマン邸を模した建物やペリーが来航時に名付けたとされる本牧の崖「マンダリン・ブラフ」を伝統的な石積み工法で仕上げた。港の横浜だけでなく、青葉区や緑区の里山を古くから親しまれているミヤマオダマキやミヤコワスレの花などを使い表現し、細部に「横浜らしさ」を盛り込んだ。
同社の岸聡志専務取締役(43)は「『おもてなし』のキーワードを前提に横浜のイメージを練り込んだ庭にした。電話がかかってきた時は嬉しかった」と話す。
作品は6月4日(日)まで横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り駅」下車、徒歩約3分の象の鼻パークに展示されている。入場自由。
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