区内在住・在勤の外国人や青少年の支援を行うつづきMYプラザ(都筑多文化・青少年交流プラザ)=中川中央=はきょう11月30日、開所10周年を迎えた。一昨年の年間利用者は3万人を超え、外国人らの活動拠点として着実に根付いている。
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横浜市は、市内に住む外国人に対し生活相談や情報提供などを行う「国際交流ラウンジ」11カ所と、中高生が気軽に集い、自由に活動するための施設「青少年の地域活動拠点」6カ所を設置している。つづきMYプラザはその2つの機能を併せ持つ市内唯一の施設として07年、ノースポート・モール内に誕生した。
以来、約10人のスタッフが日本語教室や通訳ボランティアの派遣、学生には音楽スタジオや自習室の提供などを続けている。開所当時から勤務する林田育美館長(60)は「最初は全くの手さぐり状態。同じ職員が全く異なる2つの事業に対応することが難しかった」と話す。
単なる場所の提供に終わらず、体験を通して国際交流や青少年の成長を促すことも同所の使命の一つ。スタッフ自ら企画を立案し、様々なイベントやセミナーを開催してきた。中高生がボランティア活動に挑戦する「はぁとdeボランティア」は初年度から継続し、今年度は約200人が参加した。
また、今年から19年のラグビーW杯と20年の東京五輪に向け、他国との交流を深める3年連続講座をスタート。行政や地元団体とも連携し、外国人や学生のみならず区民が集う拠点として定着しつつある。
節目を記念し、来年3月11日(日)に開催するイベント「プラザまつり」では特別企画として写真展を実施予定。「10年間でやっと基盤ができた。地域の力を借りて更に活動を展開させたい」と林田館長は抱負を語る。
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