このほど都筑区警察署長に就任した 小林 孝次さん 区内在住 58歳
目指すゴールは区民の安全
○…先月の就任から約1カ月。「昔から住んでいる人、最近引っ越してきた人が混在する中で、皆が良いまちを作ろうという連携感を感じる」と都筑区の印象を語る。「子どもから高齢者まで、すべての人が安心して暮らせるようまちを守りたい」と意気込む。
○…鶴見区出身。小中高とボールを追い掛けるサッカー少年だった。高校時代は県大会で上位に進出。全国大会行きを決める最後の一戦。終了間際にゴールを決められ逆転負けを喫した。「悔しかった。まさにドーハの悲劇。最後まで気を緩めてはいけないと身を持って感じた」と青春時代を振り返る。現在も、シニアチームに所属し、月2回の試合に出場。「気持ちはJリーガー」と根っからのサッカー好きだ。
○…高校卒業後は、「正義感のある仕事をしたい」と警察学校に入学。実家を出て同期と相部屋の寮で暮らしながら、刑法や武術を学んだ。「部活で蓄えた体力が役に立った。男8人同じ部屋で過ごすのも楽しかったよ」。南区の交番を皮切りに、機動隊時代は「横浜で起きたデモで盾を使って人を抑制した」と体を張って市民の安全確保に努めた。署長就任前は警察本部で、内部の不正を取り締まる監察官を務めた。「どの部署でも上司に恵まれた。自分が教わったことを後輩にも伝えていきたい」。これまで積んだ経験を次世代に還元していく。
○…2人の子どもは自立。「将来は警察官になると言ってたけど、全く違う仕事についてるよ」と苦笑い。「若いときは家を空けてばかりだったけど、最近は妻と区内の公園を散策することもある」と照れくさそうに笑う。「まだまだ都筑のことも知りたい。署員と積極的に交流を深めていきたい」。署員一丸となって、犯罪のない都筑を目指し、区民を安心安全に導いていく。
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