茅ケ崎中学校区の4校(茅ケ崎中・茅ケ崎小・茅ケ崎台小・茅ケ崎東小)が協力し3月8日、茅ケ崎地下道に壁画「輝く虹の空」を完成させた。周辺地域の人々も活動を支援。かつては暗く落書きもあった約20mのトンネル壁面を、柔らかな色の虹の絵で明るくした。
「茅ケ崎中学校区こども青少年育成プロジェクト『ちがさきじん』」と題した壁画プロジェクトが動き始めたは、2022年12月。4校の学校・地域コーディネーターが連携し、暗く殺風景な地下道を「ちいさな子どもたちも楽しく通れるように」と企画した。
まず茅ケ崎中美術部が「輝く虹の空」をテーマに3小学校から壁画のアイデアを募集。集まった多くのアイデアをもとに、部員が9チームに分かれデザイン画を作成した。さらに各チームが作品のコンセプトなどを、教務主任や同コーディネーターの前でプレゼンテーションし、壁画にする1作品が決まった。
壁面は4校のおやじの会や保護者、OBらがヘラや高圧洗浄機を使って清掃。さらに穴などを埋めて平面にし、下地剤を塗って下準備を進めた。7月下旬には、3小学校の5・6年生がトンネルを空色に塗り上げた。
美術部はデザイン画をプロジェクターで投影して、チョークで下描き。ペンキで絵を描いていった。特にこだわったのが「色」。白色を多用し、明るく柔らかな色調に仕上げた。前部長の藤木玲奈さん(3年)は「笑顔で明るく通ってもらおうと思って始まった企画。赤ひとつでも3種類使った。色の違いを楽しんでほしい」と話した。
8日の完成会には4校の児童生徒や教職員、地域の人々、学校・地域コーディネーターら約40人が参加。茅ケ崎中の高山俊哉校長は「地域の人に『すごく明るくなった』と声をかけられた。これからも地域の宝として大事にしていきたい」と話した。
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