創立20周年を迎えた市立南山田小学校(宮本雅司校長)の5年生が考案した「南小ケーキ」を2カ所の洋菓子店で販売する。11月26日に行われた「20周年記念式典・祝賀会」で、参加者に3種類のケーキが振る舞われた。
より多くの地域住民に「20周年」を知ってもらおうと、児童らが企画した「南小ケーキプロジェクト」。南山田の欧風菓子チロルと北山田にあるパテスリー・ル・プレ・オ・ヴェール ヤマムロの2店が快諾し、プロジェクトが始動した。
6月頃には各クラスの児童がそれぞれの店舗でケーキのデザインや食材、旬のフルーツ、人気商品などを調査。その後、児童と教諭、家族の意見を集約し、「20周年をアピールする」「校歌の『緑豊かな』を表現する」「買いやすい値段」など、核となる商品コンセプトを決めていった。
チロルのケーキ(378円)は2組が担当。インタビューで人気だった洋ナシを使用し、同校マスコット「みーなちゃん」の小旗、「20」のクッキーで周年を表現している。店主の松本洋さん(47)は「はじめは不安だったが、子どもの意見を集約し商品が完成して楽しかった」と話している。
ヤマムロでは1組、3組が2種類(各500円)を考案。人気のショートケーキをベースにした1組は、豊かな自然を抹茶のチョコで表し、「20 th」と書かれたクッキーで南小児童をデザインした。一方、3組は3層に分かれたカップケーキを商品化した。かぼちゃと生クリームのケーキの下に、モンブラン、鳴門金時のスイートポテトと3種類の甘みを楽しめる商品になっている。店主の山室典政さん(49)は「子どもの豊かな発想や考えはすごい」とケーキ作りを振り返った。
仲野穂乃理(みのり)さん(5年1組)は「たくさんの人に食べてもらい、20周年を知ってほしい」と話す。ヤマムロでは今月5日(月)から、チロルでは6日(火)から発売され、それぞれ12月11日(日)までの販売予定。
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