地域活動に参加したいけど、地元ではどんな団体が活動しているの--。こんな市民の要望に応えようと、横浜市はこのほど、インターネットで活動を検索できる「ヨコハマ地域活動・サービス検索ナビ」を立ち上げた。5月12日から先駆けて都筑区、緑区、鶴見区、瀬谷区の4区で先行的に運用されている。
この検索ナビは、地域ケアプラザや社会福祉協議会などが集めた地域活動に関する情報を「データベース」として「見える化」したシステム。「気軽に会話を楽しんだり、趣味を楽しめたりする場所はないか」「近くに配食などの生活支援はないか」といった地域活動を探している人や、地域活動の担い手として活躍したい人に対し、わかりやすく情報を提供するのが目的。これまでは各施設が紙ベースで情報を収集し、必要に応じて情報を提供してきたが、ネットを使って誰でも気軽に検索できるようになった。
ニーズに合わせて検索
検索ナビのトップページでは「キーワード」「カテゴリー」「住所」の3つから検索が可能。詳細検索を選ぶと「文化系プログラム」「運動系プログラム」「認知症予防の取組」などの項目があり、利用者のニーズにあった活動を見つけることができる。
現在、登録されているのは4区で760団体。市健康福祉局によると、データベース化の取組の意向が大きいエリアとして4区の先行が決まったという。社会福祉協議会や地域ケアプラザの職員、地域の生活支援コーディネーターなどが収集してきた情報をまとめ、データベース化が実現した。
都筑区社会福祉協議会の1層生活支援コーディネーターの杉崎雅代さんは「コロナ禍で活動再開を見合わせているところも多く、コーディネーター内でも活動をどう掲載するかに悩んだ。掲載している情報は、団体に掲載の意向確認が取れた団体のみとなるため、活動しているところはもっと多い。気になる活動があれば該当する地域ケアプラザに問い合わせてほしい」と利用を呼び掛けている。
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