今の子育てに「待った」 元・埼玉県教委の松居氏 講演
元・埼玉県教育委員会委員長で、音楽プロデューサーの松居和氏による講演会「幼保小連携して親心を育てる〜親心(感謝と祈りの心)が育ちにくい今を考える〜」が1月13日、旭公会堂で開催された。
旭区公私立園長会によるこの講演会は区内の幼稚園、保育園、小学校職員を対象にしており、当日は約180人が参加した。
全国で講演活動を行う松居氏は、親の「1日保育士体験」を提言し続けている。「3人に1人が未婚の母」とされるアメリカで暮らした経験をもとに、日本の子育ての現状や福祉の問題点を鋭く指摘。自身の子育ての体験も交えながら「しゃべれない0歳児は私たちに忍耐と、相手の心を考えようとする思いやり、平和を教えてくれる」と説明した。
子どもを長時間預けられる現在の保育制度も批判し、「福祉が進めば必ず家庭は崩壊する」と断言。「大切なのは親子で苦労し、絆を育むこと」と訴えた。ユーモアな語り口調と率直な意見で、会場からは時々拍手や笑いが起きていた。
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