子育て支援拠点 親同士の"絆"芽生える 「ひなたぼっこ」オープンから1年
旭区地域子育て支援拠点「ひなたぼっこ」(中村広子施設長)が、3月15日にオープン1周年を迎えた。未就学児親子や妊婦とその家族、子育て支援関係者を対象にした同拠点。光が多く差し込む建物内には毎日多くの親子連れが訪れ、にぎやかな笑い声と子どもの足音が響いている。
子育てで生じる孤立化や不安感を解消し、虐待防止などにつなげようと、横浜市では子育て支援拠点の整備を1区1拠点で進めている。今年度中には全区で完成予定だ。
旭区では3月末時点で2778組の利用者登録があり、半数以上を0、1歳児の親子が占める。立地の良さから、隣接区や大和市、海老名市からも利用者が訪れるという。中村施設長は1年を迎え「改めてこの場が必要だと実感している。核家族化が進む中、子育ての相談ができる場ができた。母親の気持ちが安定すると、子育てに良く影響するもの」と力を込めて語る。
週2、3回利用するという0歳児の母親たちは「私も子どもも友達ができた。困ったことが起きても笑えるようになる」「同年代の子ども同士で遊ぶと成長にも良いかなと思う。悩みも先輩ママに話すとすっきりする」と微笑む。子どもが歩けるようになるまでは公園に行く機会も少ないため、母親同士のコミュニケーションの場となっているようだ。
中村施設長は「今後は母親たちが自ら企画する催しなどができれば。スタッフや利用者全員でひなたぼっこを支えていきたい」と意気込みを語っている。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|