二俣川駅と鶴ヶ峰駅の区間を走るコミュニティバス「四季めぐり」の試験運行期間が、延長されることが決まった。
公共交通機関が通っていない旭中央地区に4月から試験的に導入されたコミバス。当初の予定では7月30日までを期間としていたが、地域からの要望を受け、事業者の二重(ふたえ)交通(株)(篠崎智雄代表取締役)=本村町=が試験運行の継続を決めた。これまでは、運営に対する赤字分は横浜市が補てんしていたが、7月31日以降は同社が負担する。
コミバス本格運行にあたり、必要な乗客数は1日130人。検討委員会(内田恒夫会長)では、乗客数を増やそうと6月11日から、ダイヤ改正やバス停新設など運行内容を改善。それらの成果もあり、平均約50人と伸び悩んでいた乗客数は増加し、7月2日から20日の期間では平均100人になったという。目標の130人には届かないが、最高で114人を記録した。
篠崎社長は「この暑いなか、100人の足を急に奪うことはできない。改正後の乗客数は伸びているので、本格運行も視野に入れながら、もう少し様子を見たい」。内田会長は「地域の努力と二重交通の協力により継続につなげられた。乗客数も増えているので、地域でもコミバスの必要性を感じてくれているのでは」と期待を込めた。
試験運行期間の終了時期は、今の段階では未定。利用状況を見て、事業者が本格運行を検討する。
また、「コミバスと地域ケアプラザなどのバスを間違えやすい」という声を受け、7月31日からは車体に旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」のイラストがつけられている。
|
<PR>
旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|