中尾・神奈川県立がんセンターで5年前、腎臓がんの治療を受けた中希望が丘在住の元プロ歌手、美山(みやま)容子(ようこ)さん(78)=人物風土記で紹介。11月22日、同センター恒例「木曜ミニコンサート」に出演し、シャンソンを歌った。
ボランティア会ランパス(椎野悳子会長)により企画・運営されている音楽イベントで、今回で553回を数える。この日は大本(おおもと)公廣(きみひろ)さんがピアノ出演し、「バラ色の人生」「再会」などを披露。立ち見を含め、会場には70人を超える患者らが集まり、歌声とピアノの音色にじっくり耳を傾けた。
最後は「牧場の朝」「故郷」を会場全体で合唱し、各々の思いをかみしめた。
自身の闘病体験を通じて、歌で恩返しをしたいと同センターで公演を続ける美山さん。12回目の今回も、患者とふれあいながら「元気になって。あきらめないで」と激励。「まず80歳を目標に、これからも歌い続けたい」。笑顔でそう語った。
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