秋の全国火災予防運動の一つとして、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(田口芳雄院長)=矢指町=で11月15日、旭消防署(高坂哲也署長)との消防総合訓練が行われた。
訓練では震度6の地震と5階給湯室からの火災を想定。病院職員が初期消火と患者の非難誘導を行い、通報で駆けつけた消防隊員との意思疎通も確認した。
屋外では旭消防署のはしご車が出動し、5階バルコニーに取り残された要救助者に扮した2人を救出。ホースによる一斉放水も行われ、会場は終始緊張感に包まれていた。
今回は同院で初めて「ブラインド方式」を採用。参加者に訓練の具体的な内容を事前告知しない方式で、実際の火災時により近い状況での訓練になった。
訓練後、田口院長は「3・11のときはもっとスムーズにできていた。自ら進んで行動するという姿勢がほしい。『誰かがやるだろう』ではいけない」と厳しく職員に呼びかけ、気を引き締めた。高坂署長は「これだけ多くの人がいる大規模施設では、地震に対応するのは困難なこと。それぞれの役割の認識や連携、指揮系統の整理が重要」と話した。
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