県議会議員 いそもと桂太郎 県政レポート 医療・財政・住環境に軸
神奈川県は昨年、基本方針に「神奈川全開宣言」を掲げてスタートしました。県議会と黒岩知事ら執行部が1年間議論を交わして取り組んだ主な政策を振り返りながら、残された25年度の委員会での審議事項などについてもご報告します。
先端医療・新産業
自らの健康や医療情報を携帯端末で管理する仕組み「マイカルテ」については、実現に向けて「お薬手帳の電子化」実証実験を藤沢地区で始めています。横浜市も重点課題に位置付ける超高齢化社会への対応策として、【1】最先端医療・技術の追求【2】未病を治す―の2つのアプローチを融合させて個別化医療を実現し、健康寿命日本一の神奈川県を目指す「ヘルスケア・ニューフロンティア」を開始。看護職員の養成、確保策の強化で約5千人増え、増加数全国1位になりました。
風しんの流行については、非常事態を宣言しワクチン接種を呼びかけ、市町村にその費用を助成しました。
待望の県立がんセンター新病院が全国トップクラスの中枢病院として稼働したことも特筆すべき点です。
また、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区で取り組む新しい薬(創薬)や最先端医療機器の開発、iPS細胞を生かした再生医療等の研究を進める、GCC(ライフイノベーション国際協働センター)を開設。日本の未来を支える新産業の創出に欠かせない機関を目指します。
さがみ縦貫道路沿線地域等では「さがみロボット産業特区」が地域活性化総合特区に指定。生活支援ロボットの実用化と地域経済の発展を促します。
会計など可視化も
県の財政面では緊急財政対策を推進。人件費総額の抑制や事業見直し、県有施設・県単独補助金の見直し予定を示したロードマップを作成し、【1】会計【2】県公共施設【3】県民利用施設―の「3つの見える化」を実現しました。県内で稼働させたメガソーラーにはネーミングライツを導入。「神奈川県再生可能エネルギーの導入等の促進に関する条例」を議員提案で成立させました。私が所属する厚生常任委員会で、私たちが議員提案で策定した「がん克服条例」の改正と、「かながわ障害者計画」の改定を今後審議します。今年も全力で頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|