横浜富士見丘学園中等教育学校(中沢・澁谷一郎校長)の大講堂で11月12日、東京理科大学学長の藤嶋昭さんが講演を行った。「身の回りには、おもしろいことが多い」と題した講演で藤嶋さんは、「空はなぜ青いのか」「どうしてろうそくは燃えるのか」といった身近な科学の疑問を、会場に設置されたスクリーンに資料を映しながら解説。さらに、ガリレオやニュートンといった歴史上の偉人が発見した功績を紹介し、科学の魅力を語った。
講演終了後は質疑応答の時間が設けられ、藤嶋さんの前には20人を超える生徒の列ができた。生徒らからは「初めて理科で面白いと思った実験は何ですか」「先生は何のために研究をしているのですか」といったものから、「もしも、世界から摩擦がなくなったら先生はどうしますか」などのユーモアな質問も飛び出し、会場は笑顔で包まれた。澁谷校長は講演の最後のあいさつで「科学の世界に引き込まれた90分だった」と謝辞を述べた。
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