高橋さんと作品「萌え出る」
第26回旭美展が10月25日から29日、旭区民文化センター「サンハート」で開催された。主催は旭美術協会（井口由多可会長）。
旭美展は区民の公募展として１９９２年に始まった。今回は約１５０点の公募があり、旭美術協会賞には高橋洋一さんの「萌え出る」（油彩・Ｆ30）が選ばれた。高橋さんは長年、水彩で絵を描いていたが、今回初めて油彩に挑戦。油絵を始めて１年とは思えない技術力や機械的なバイクと美しい空のコントラストなどが評価された。
被写体のバイクは、近所の駐車場に放置されているものを描いた。一方で、地面からはスイセンの芽がわき出ており、朽ちて無くなるものと新たな命が芽生えている対比を描いたという。高橋さんは「油絵にしたことで自分の表現が広がった」と話した。
そのほかの受賞者は次のとおり（敬称略）。
▽旭区長賞／三浦藤枝▽サンハート賞／山口聖子▽奨励賞／今井唯夫、小野寺伸次、清水健一、田中圭子、深津彰宏、松田登美男、三上雅之▽佳作賞／赤瀬川善夫、有賀康治、石丸武夫、植田美矢子、宇野安代、尾本知子、木間塚克実、日下部俊之、久保田紀子、杉平陽子、田中芳雄、仲野晃一郎、永田芳郎、藤原美智子、山口ことぶき▽新人賞／宇山侊男、佐藤房子、冨田スミ子、野口英世▽会友賞／斉藤郁子、宮田宣男▽区民賞／石野千恵子、金子美代
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