議会報告 カジノより中学校給食を 日本共産党横浜市会議員 かわじ民夫
市会第3回定例会は10月4日、市長が提出した中期4か年計画案を含む議案の採決が行われ、全ての市長提出議案が自民党、公明党など賛成多数で可決されました。採決に先だち、私は日本共産党を代表して、中期4か年計画議案等に反対の立場から討論を行いました。
カジノは認められない
7月の国会でカジノ実施法が成立。成立後の世論調査では7割前後がカジノ反対です。横浜市が実施した計画素案のパブリックコメント(市民意見募集)では830通のうち433件がカジノに関するもので、そのうち否定的なものが407件。しかし計画案では市民意見を無視し、素案と一文字も変わらない「国の動向を見据えて検討」としています。この表記は市長が誘致宣言をすると認めるものです。ギャンブル依存症の拡大、多重債務問題、青少年への悪影響、反社会的勢力の介入等に繋がるカジノの誘致は絶対認められません。
求められるは給食
また、中学校給食を求める多くの市民の声は計画案に一切反映していません。この間、市長は中学校給食について「財政が厳しい」「施設スペースがない」と答弁しています。財政的には全市立学校のエアコン設置をした時のように計画的に進めれば十分可能であり、施設スペースも余裕ある小学校の調理室を利用する親子方式を取り入れる等すれば実施できるものです。
税金を投入し値段を下げても生徒喫食率が2%にしかならず、当日注文式の導入が大量の廃棄を生み出している「ハマ弁」について、教育長は「事業目的を果たしていない」と認めました。横浜でもどの子にも栄養バランスのとれたぬくもりのある昼食を提供する中学校給食に踏み切るべきです。
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