神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2019年5月16日 エリアトップへ

横浜市 心臓リハビリ普及に着手 市内病院中心に体制構築

社会

公開:2019年5月16日

  • LINE
  • hatena

 運動療法や食事管理などを通して、心疾患や血管疾患の再発を予防する「心臓リハビリテーション」(以下、心リハ)。横浜市は今年度から、市民が身近な病院や施設等で心リハに取り組める体制づくりを進める。

 運動療法や食事管理、生活指導、服薬など様々な側面から取り組まれる心リハ。医師や理学療法士の指導のもと入院や通院をしながら行うが、日常的に取り組むには地域のスポーツセンターやジムなど身近な施設で継続することが理想とされる。

 心リハは心疾患や血管疾患の再発予防につながるとされるものの、これまで一般に普及が進んでこなかった。横浜市も同様で、心疾患の患者数は市内で年間約5万人と推計されるが、心リハ受診者数はこのうち約500人程度と低い状況だ。

認知拡大ねらう

 市は普及を目指した初年度の取り組みとして、心リハの実績がある市内数カ所の病院を「強化指定病院」に選定。これらを中心に、ほかの病院やスポーツセンター、民間のジムなどと協力体制をつくっていく考え。

 市の意向を受けた強化指定病院は、心リハの認知拡大に向け、これらの施設関係者や市民向けの講座も実施していく。「まず、心リハに関する知識を広く知ってもらうことから始めたい」と市医療局担当者。市は今後5年間で、心リハの受診者数3倍を目標としている。

「継続が重要」

 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院(青葉区)は、心リハに関する施設基準を2011年度に取得し活動を行っている。

 患者は医師らの管理のもと心拍数を計測し、エアロバイクやウォーキングなどを実施=写真。リスクのない範囲で心臓に負荷をかけることが、機能回復に欠かせないという。同院の礒良崇医師は「脈のとり方など、自己管理術も学んでもらう。退院後も適切な運動を継続することが、再発予防になにより重要」と説明する。また、日本心臓リハビリテーション学会(東京都)の大宮一人副理事長は「自治体によるこのような取り組みは珍しく、喜ばしい。普及に成功すれば全国的にも良い影響があるのでは」と話した。

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

ズーラシア動物園で公演

ズーラシアンブラス

ズーラシア動物園で公演

5月19日に

4月25日

季節の花がお出迎え

二ツ橋の水辺

季節の花がお出迎え

4月25日

足を延ばしてほっと一息

足を延ばしてほっと一息

自然豊かな2公園

4月25日

華やぐ春を満喫

里山ガーデンフェスタ

華やぐ春を満喫

5月6日まで

4月25日

春の木漏れ日、浴びよう

春の木漏れ日、浴びよう

中原街道沿いに市民の森

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook