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左近山団地 未来へ向けた”まちこおし” 半世紀経て、新たな動きも
入居開始から半世紀が過ぎた左近山団地。昨年は左近山連合自治会(林重克会長)も結成から50周年を迎えた。節目の年を盛大に祝った一方、団地内では新たな時代へ向けた動きも進んでいる。
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同連合自治会の周年を祝うため、昨年6月には記念式典・祝賀会、8月には2日間にわたった記念団地祭、11月には記念ふれあいコンサートを実施。それぞれ地域住民や関係者など大勢が集まり、年間を通してイベントで盛り上がった。
節目の年を契機に、団地には新たなロゴマークも誕生した=左写真。マークは団地を管理・運営するUR都市機構が考案し、今では住居棟や商店街などに刻まれ、団地のシンボルとして親しまれている。
多世代が活動展開
他地域と同様に少子高齢化が進む左近山だが、地域活性化に向けて新たな動きも進んでいる。
一つ目がアートを活用した取り組みで11月末には「左近山アートフェスティバル!」が開かれ、ジャンルを問わず30組超のアーティストが左近山に集結。12月7日からは商店街にアート発信拠点「アトリエ131110」が開所し、住民が気軽にアートに触れることができる環境がつくられた。取り組みを進めるのは自身も左近山で生まれ育った熊谷玄さん(株式会社スタジオ・ゲンクマガイ)。新たな取り組みに対し、地域からは期待の声もあがっている。
また、未来を担う左近山小学校の児童らも地域を盛り上げようと一役買っている。同校では「地域がいっぱい」というテーマで、地域の「人」「もの」「こと」から神輿・体操・ジオラマなど、クラスごとに題材を設定して学習し、児童ならではの”まちおこし”に取り組んでいる。
学生の輪 広がる
一方、旭区の大規模団地再生事業の一環で団地に居住する横浜国立大学生は、「サコラボ」というグループで活動を展開。世代を超えて交流を促すビアガーデン企画「サコノミ」や、先月には団地内の商店の逸品をおかずにした定食を提供する「サコメシ」を商店街内の交流拠点「ほっとさこんやま」で行った。
初回は好評で「普段は来ないお客さんも来てくれたし、会話も弾んでいたようでよかった」とメンバーの坂田直哉さん。他大学から活動に参加するメンバーも少しずつ増え、力を合わせて今年もさまざまな企画で左近山を盛り上げていく。
UR都市機構
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