旭区役所1階のインフォメーションモニターやエレベーター前のテレビモニターに現在、上白根小学校5年生が制作した動画が流れている。これは、総合的な学習の時間で学んだ「SDGs」について、多くの人にも知ってもらおうという取り組み。
同校の5年生は1年を通して、持続可能な社会を実現するため、17あるSDGsの目標のうち、「気候変動」(13番)、「海の豊かさ」(14番)、「陸の豊かさ」(15番)の3つを6グループにわかれ、それぞれ学習した。
「伝え方」も模索
気候変動を調べたグループは、影響する身近な問題について学習。ポイ捨てやエアコンの設定温度、節水などが地球温暖化につながることを学んだ。
海の豊かさを学んだグループは専門家を招き、海藻を使ったアートやプラスチック問題について学習。陸の豊かさについて学んだグループは、緑を増やす活動を実施。地域住民と一緒に花苗の植栽などにも挑戦した。
学んだことを、「誰に、どのように」伝えるかも課題の一つで、児童たちは教えてもらった人や保護者、他学年の児童らに学習の成果をまとめて発表したり、Eメールで送信したりした。
動画作成も行われ、自作のイラストや人形、自分たちで行う寸劇など手法もさまざまに学習の成果を披露し、持続可能な社会の実現を呼び掛けた。児童が作った動画11作品は、内容を変更しながら5月中旬まで旭区役所1階で観ることができる。児童の一人は「アニメやキャラクターなども使って分かりやすく、伝えられるように工夫した。多くの人に見てもらえれば」と話している。
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