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旭区版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

若葉台の市民教養講座で講演を行った微生物研究者 宮道 慎二さん 笹野台在住 73歳

公開:2016年10月6日

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微生物の世界を伝える

 ○…長年にわたり企業の研究者として微生物の研究に尽力した。取り組んできた研究などを元に、若葉台の市民教養講座で「クスリを作る微生物」をテーマに講演を行った。バクテリアやカビなど、「微生物は人間にとって悪いもの」というイメージがあることに触れながら「実際には地球環境にとってなくてはならない存在。それを伝えたい」と話す。自らは”微生物の宣教師”でありたいとする。

 ○…食品会社の製薬部門で、病気の治療に有益な抗生物質の元となる微生物の研究に打ち込んだ。「凝り性。一度その世界に入ると抜けられない」。自らの性格を語る通り、気が遠くなるような研究も「やり出したらどんどんその魅力に埋没していった」。退職後もJICAのプロジェクトに参加し海外での研究に協力したり、学生に向けて特別授業をしたりと、培った知識を次世代に伝え続けてきた。多忙な日々を振り返っても、おごることはなく「自分のやりたいことをやってこられたのは幸せだよね」とその幸福にほほ笑む。

 ○…運命の出合いは醗酵工学を学んでいた大学時代。授業でのぞいた顕微鏡、中に広がっていたのは、形もさまざまな微生物の世界だった。「これが微生物なのか」。衝撃とともにその独特な姿に魅せられた。この感動を伝えたい。そんな思いもあり、2006年には世界的にも珍しい微生物全般を網羅した図鑑も出版。製作では世界中の学者や研究機関から微生物の写真をかき集めた。ページをめくる毎、見せる表情はわが子の写真を眺める父親のよう。

 ○…広島出身。もちろん生粋の広島カープファン。小、中学生時代は友人と広島市民球場に足を運んだ。今年、ついに掴んだ悲願のリーグ優勝に「熱狂的に喜んだ」と興奮はまだ冷めない。研究については「自分のやるべきことはやりきった」と、第一線から身を引いた。目下自慢の肩書は、5歳になる孫娘を愛する優しい「おじいちゃん」である。

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