市政報告 水道料金値上げ隠して、意見募集 日本共産党横浜市会議員 かわじ民夫
横浜市水道局は「横浜水道中期経営計画(2020年度〜23年度)」(素案)を策定し、市民意見を募集(1月14日〜2月12日の期間)しています。素案は「人口減少に伴い水道料金収入の減少傾向」や「管路・施設の保全・更新費」をあげ、「事業環境に相応しい水道料金体系に見直す」としています。
一般家庭は負担増、業務用は負担軽減
「水道料金あり方審議会」は「生活用水の料金引き上げ」や「多量使用者(業務用)の逓増度を緩和して負担軽減」を提言しています。水道局はこの提言に沿って、19年度中に料金改定の方向性を取りまとめるとしています。しかし、計画素案の概要版リーフレットに「値上げ」は、一言も書かれていません。「料金体系の見直し」というあいまいな表現で、真意を隠す姑息なやり方です。
事実上の民営化へ
「運営基盤強化」のために、西谷浄水場の再整備と大口径管路の更新に、民間事業者にゆだねる「DB(設計・施工の一括発注)及びDBO(設計・施工・運営の一括発注)方式」を導入するとしています。水道事業の民営化は事業者の利益が優先され、市民の利用する「命の水」の安定的継続的な供給を危うくする恐れがあります。
あなたの意見を
驚くことに市民意見募集リーフレットの配布数は、全市で3500枚だけです。「素案」はネットで「横浜水道経営計画」で検索できます。くらしを守るため「家庭用料金値上げ反対」「民営化はダメ」の声を上げる時です。(意見送付先FAX:045・663・6732 、問い合わせ先 横浜市水道局経営企画課【電話】045・633・0143)
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