神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

海の安全を祈願 金沢漁港で汐まつり

公開:2012年9月6日

  • LINE
  • hatena
大漁丸を身代わりとして転覆させる
大漁丸を身代わりとして転覆させる

 9月1日、豊漁と漁の安全を祈ると共に漁で亡くなった人を供養する「汐まつり」が金沢漁港で行われた。

 江戸中期の9月1日、野島の漁師が多数遭難した事故が由来とされる汐まつり。両手で抱えられるほどの大きさの船、「大漁丸」に野島稲荷神社で御霊(みたま)を移した後、船に運ぶ。大漁丸を乗せた船を先頭に、お囃子船と続き、計8隻が列を成して出港する。夏島沖で大漁丸を流すと、8隻の船は大漁丸を囲うように周りを3周。うち一隻が大漁丸に波をかぶせるように接近、転覆させる。身代わりとして海に沈めることで安全を祈願してきた。

 この日、漁港にはお囃子の音色が響き、お囃子船では獅子舞などが舞を披露した。見物客は8隻に分かれて海に出、大漁丸転覆の様子を見送った。大漁丸が波に飲まれると、拍手と共に「お見事」という声が海上に響いた。2度目の乗船という石原英雄さん(63)は「地元にこんな祭りがあると知らなかった。海で生活する人が神事をずっと守ってきたことは素晴らしい」と話していた。
 

大漁丸
大漁丸

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook