神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「街ぐるみの対応を」 六浦で認知症考える会

社会

公開:2015年1月1日

  • LINE
  • hatena
認知症の基礎を説く笹田所長
認知症の基礎を説く笹田所長

 六浦地域ケアプラザで12月16日、「認知症のための集い」が行われ、関係者76人が参加した。

 イベントでは、まず柳町地域ケアプラザの笹田通子所長が、認知症に関する基本的な知識を講義した。患者家族の理解がなかなか進んでいない現状を伝えた。また「本人がおっしゃっていることは否定せず、聞いてあげてください」と患者への接し方を説いた。

 さらに、認知症に対する全国各地の取り組みを取材した「週刊朝日」の記者が登壇し、福岡県大牟田市、埼玉県和光市、大分県安心院町の事例を報告した。

 大牟田市では警察や関係団体が協力し、認知症患者が徘徊した場合の模擬訓練に取り組んでいる。また小学生から、絵本をつかった認知症学習を実施しているという。「徘徊を出さない」ではなく「安心して徘徊できる」街づくりを実施していると伝えた。

喫緊の課題

 このイベントは、六浦地区のシニアクラブやケアプラザなどの団体から成る「認知症になっても安心してくらせる金沢シニア連絡会議」が主催した。

 同団体の乾和夫代表によると、六浦地区には約1800人の認知症罹患者と、それに近い数の予備軍がいるという。また2025年にはその数が3倍近くに増えるという予測もある。「街ぐるみの対応が不可欠」という思いから、六浦地区のシニアクラブ有志が中心となり結成された。

 現在は「認知症サポーター養成講座」などを開き、患者への理解を広める。乾代表は「あらゆる団体が協力しないと解決しない喫緊の課題。取り組みを進めたい」と話した。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook